美しさ醜さ [コノゴロ]

         すっかり秋めいてきましたね。少し肌寒く感じます。

        日曜日にTVで画家のロートレックの生涯についてを観ました。

         歓楽街のポスター画で知られる、ロートレックですが、

      人生の終期は堕落したような生活を送り、36才でこの世を去りました。

            そんなロートレックが残した言葉です。

            「人間は醜い。けれど人生は美しい。」

   ロートレックは出入りしていた店で、人間の持つ欲望をよく感じていたそうです。

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           人は誰でも醜いところがあるものでしょう。

         それは人間の持ち物として、当たり前にあるものです。

   美しくありたい、美しくなければいけない。そう願うのは自然なこととしても、

     何処か醜いものに蓋をするように、排除する方向に動いている気がします。

           ポジティブ思考や楽観主義も同様でしょうか。

          でもその裏には必ず対極するものが存在します。

         何事も清濁併せ呑むことをしなければ、本当のところは、

         何も分からないままなのではないかとよく感じています。

         自分の人間の醜さを知れば知るほど嫌にもなりますが、

            必要なことではないかと思っています。

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      それでも尚、美しさを求めています。何故、美しさを求めるのか。

        それは単にやっていけないからというのもあると思います。

      美を求め、美から希望を見出していく作業が人間の営みに欠かさず、

           それがどんなに人間を強くすることか。

        生きる為に美しさに魅かれるのではないかと思いました。

       美は人間にとって、生きる上で必要不可欠なのだと思います。

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