キモノバナシ ブログトップ
- | 次の10件

名物裂文様 [キモノバナシ]

              私は名物裂文様が大好きで、袋帯でも欲しいくらいです。

          室町から桃山時代にかけて、中国・インドや中近東から渡来した織物で、

             主に茶道の世界で珍重され裂(きれ)のかたちで使用されました。

         一点ずつに文様名のほかに、産地や所有者に由来する名前がついています。

IMG_0533.JPG


          写真の着物は下から、いちご錦、針屋金襴、有栖川錦の西陣織の着物。
        
           帯には花兎金襴や鶏頭金襴、牡丹唐草に鳳凰が写されています。

         他にも蜀江文、笹蔓文、遠州裂文、荒磯文などの名物裂文様があります。


                     ランキングに参加してます。
                    よかったらクリックお願いします。
                        にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

紋を入れるか入れないか [キモノバナシ]

             紋を入れれば、格が高くなりそれなりの席で着れますよね。

         だけど、紋を入れなければ普段でも着れて出番が多くなる気が致します。

               それから、実家の家紋で通していいのは、関西式で
         
             嫁いだ先の家紋を付けるのは関東式と言われるようですが、

               近年は「どちらでも良い」になっているみたいですね。

        私は今のところ実家の家紋の着物しか持っていません。喪服も実家の紋です。

      ただ、夫が「一枚でいい。うちの家紋の入った着物を持っていて欲しい」と言うのです。

        さて、どうしようか・・。入れるなら今現在持っている色無地に付けるかどうか・・。
 
IMG_0491.JPG


             これは、実家の家紋「杏葉牡丹(きょうようぼたん)」です。

            私が17才の時に亡くなった祖母が残してくれた白い反物を

            長く着れるような色(藤袴色)に染めた時に家紋を入れました。


                      ランキングに参加してます。
                    よかったらクリックお願いします。
                        にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

               

         

安物買いの銭失い? [キモノバナシ]

           私は着物を楽しむ為に、お金持ちである必要はないと思っています。

               私自身、貧乏ですよ~(ちょっと暗い・・・)

        着物を楽しむ醍醐味として、高い着物を買うところに夢があるのも分かります。

          だけど着物が好きで、欲しい着物がいくら安くても、勿論いいと思います。

          いい着物はやっぱり値が張る。でも安くてより良い着物を私は買います。

       以前、¥100の帯締めを紹介しましたが、ゆるぎ(冠組)の帯締めでも¥1000です。

    美品で生地にちゃんと「こし」のある色無地をオークションで買いましたが、¥1000でした。

              安物を着ていると自身も安っぽい人になるといいますが、

             私はまだまだ身の丈・分相応である必要もある気がします。

     もっと年を素敵に重ねたら、それからでも高くていい着物を着ればいいと思っています。

            「今」の私の怖いこと・・・タイトル通り「安物買いの銭失い!!」


                  
                     ランキングに参加してます。
                    よかったらクリックお願いします。
                        にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

着物は大変? [キモノバナシ]

            
             着物生活をしてみて、正直、洋装のほうが楽かも・・と思う時があります。

               半衿を変えたり、毎日着替えるのも手間がかかったり・・。

                     篠田桃紅さんもこうおしゃってます。

             「今の若いかたたちは、少女時代からなじんできたものでないから。

            突如、着物を着てみたいという思いだけでしょう。大変ですよ。それは。」

               私も篠田桃紅さんのいう「今の若いかたたち」に属しますね。

                   でも事実、だんだんなじんできていると思うし、

                大変なかたわら、着物は着心地・気持ちがいいものです。

          私から着物をとったら本当に何も無くなるんじゃないかと・・心から着物が好きです。


                     
                       ランキングに参加してます。
                     よかったらクリックお願いします。
                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

               

厄年~鱗帯 [キモノバナシ]

                数えで今年は本厄です。というと年がばれてしまうかな。

                     厄年には鱗の帯とよく言いますが、

               私は巳年に、ちょっと爬虫類顔なんで少し恐くなりそうです。

            数年前から夫に、「鱗の帯お願いね」と言ってきましたが買っていません。

                 鱗文様の腰紐でいいだろうと夫は言っています(笑)。
              
                 夫には昔からの着物の言われをさんざん言っており、

            帯は男性から貰うもので、それで女の価値が決まるなど言っていました。

              今年ももう3分の2が過ぎました。鱗の帯は無しになりそうかな・・。


                       ランキングに参加してます。
                      よかったらクリックお願いします。
                          にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

篠田桃紅さん [キモノバナシ]

                      篠田桃紅さんのお言葉

                    「私はだめよ。人のお手本には

                  絶対にならないようになっているんだから。

               私個人のもので、どうにも人様への応用がきかないよの。

                (略)本当にね、ひとことで言えばもうどうでもいいのよ。

                  本当に、ただ毎日一枚引っかけているという、

                        そういう着方ね。(略) 

                 そうそう、決して窮屈なものとして着てないの。

                      衿だって片方は出ちゃって。

                  私は決してそれを悪いとは思わないもの。

                着物というものの持っている陰影、表情がないですね。
 
                   きちんとしちゃって、なんの表情もない。(略)

                   人間が主人でしょう、着物は従者ですよ。

               自身が身につけるものとして、どういうものを着られるか、

                       着たいか、そこで決める。

                ご自分の好みを持って、ご自身の着たいものを着る。

                   それをお通しになって、ああいうふうに、

                      自分の個性で着ていいんだ、

                   と皆が認識するようにしてくださいな。」

                              きものサロン 2001年春号 世界文化社刊より



                    篠田桃紅さんはもう着物は着つくして、

                   全くかっこうをつけず、本人のおっしゃる通り、

                   ご自身の皮膚の一部のようなんでしょうね。

                  着物にはまっていない、ただの衣服に過ぎない。

              でも桃紅さんとしてのこだわりみたいなものは、ひしひしと感じます。



                       ランキングに参加してます。
                     よかったらクリックお願いします。
                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

平尾美智世さん [キモノバナシ]

 

                   今朝は「美しいきもの」秋号が届きました。

                私としてはもっと日常着などを掲載してほしいものです。

                で、今号はまた平尾美智世さんが載っていなかった・・・。

                 はっきり言って平尾さん目当てなところはあります。

                    平尾さんの着物姿はシンプルであり、

                    かと言って主張もある気が致します。

                    平尾さんが着るから良いみたいな、

                       ニュアンスや独特の個性。

              平尾さんはいつも、白にりんだしの帯揚げしか使わないそうです。

                  私は平尾美智世さん・篠田桃紅さん・幸田文さん

                 などが大好きで、将来、自身もそうなれたらいいなぁ・・、

                         と思っております。

                   筋が通っていて、自分の着物スタイルを

                   確立されていて、本当に素敵な方々です。
 
IMG_0219.JPG



                      ランキングに参加してます。
                     よかったらクリックお願いします。 
                          にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村         

幸田 文 さん [キモノバナシ]

                   幸田文さんのお言葉・・・。

            「着物というものを、そう我儘に着ていいとは思えない。

             何の為に着、どうこしらえて着るか、それによる。

            ただひたすらにきれいにみせたい、美しく装いたい

            という着方もある。あまりいい着かたとはいえないが、
            
              まだそれにはかわいげなところがある。(略)

          追従で着る着物はいやしい。みえを張るつもりなら馬鹿らしい。」

                                  「きもの」新潮文庫より


                 「鏡の映す範囲をはずしてみると、

              おしゃれは声とことばづかい、しぐさと気持ち・
     
              考えかた、つまり心の置き所へ行き着きます。

                ことが容(かたち)から心に及んでくると、

             平面でなく立体となり、浅くない深さをみせます。」

                                  「雨の萩」講談社文芸文庫より



            こんなことを書いていらっしゃった幸田文さんがとても好きです。

               私もおばあちゃんになる頃にはそうなりたいです。

               今でも年の割には地味な着物が多い私ですが、

                   それは目立ちたくないからです。

                  ごくごく自然体に着物を着ていたいし、

              ただの衣服でありそれ以上のことは望まないほうが

                悪目立ちしないし、生活になじむ気がします。


                     ランキングに参加してます。
                    よかったらクリックお願いします。
                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村








          

                

選ぶ着物 [キモノバナシ]


                       私が着物を選ぶ条件は

                  第一におばあちゃんになっても着れること。

                     その為には飽きのこないものや、

              帯でいくらでも変化をつけられる、シンプルなものになります。

                   洋服なら着捨てが簡単にされやすいけど、

              着物なら、いくら安くても一生物の買い物をすることになります。  
  
                     そこが険しくもあり、楽しい!!

                  着物をよく着る方なら分かると思いますが、

               始めの頃は着物の知識がよほど無い限り失敗しますね。

              まあ、それも勉強になって、自分のスタイルになる訳ですが・・。

                      やっぱり着物は楽しいですね。



                       ランキングに参加してます。
                      よかったらクリックお願いします。
                          にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村 

古典浴衣 [キモノバナシ]



                       夏はやっぱり浴衣ですね。

                こだわる方なら藍と白以外着ないという方も居て
                  私もどちらというとそちらよりかな・・・。

                       左は祖母のものです。
                    白地に藍色の切りばめ模様です。

                   右は藍染で絵羽模様の珍しいものです。
                      大変お気に入りです!

                   夏の始めのころは白っぽい浴衣を・・・

                 秋が近づくにつれ濃い色の浴衣を着るそうです。


IMG_0009.JPG
       
     
                       ランキングに参加しています。
                       よかったらクリックお願いします。
                            にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村
- | 次の10件 キモノバナシ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。