粋とはんなり そして心意気 [キモノバナシ]

             粋と言えば江戸。はんなりと言えば京と言われていますよね。

               粋過ぎると下品になり、はんなり過ぎると野暮になると、

                 数年前にこのブログに書いた記憶があります。

        粋のイメージというと、潔く、きりっとしていてテキパキとしている感じでしょうか。

            そして周囲の気持ちを先読みした気配りがさりげなく出来るような。

            はんなりは語源の「花なり」の通り、おっとりとやさしく、奥ゆかしく。

            いつもは前に出る感じはなくとも、いざという時に主張できるような

                 芯の強さを合わせもっている感じでしょうか。

     ついでに、粋と野暮の間のことを気障(きざ)と言って、江戸時代は最も嫌ったそうです。

        粋な部分、はんなりした部分は誰でもそれぞれの割合で持っていることでしょう。

       これまで着物は渋く地味好みだった私ですが、昨年からはんなりを意識し始めました。

                  でも私が思うに、着ているもの云々ではなく、

     やはり心や内面の要素が粋やらはんなりや、そして気障をも決める気がしてなりません。

            身に付けているものでそれらしくなら、なんとなく見えるかもしれない。

                  でもそれでは上っ面に過ぎない気がするのです。

            幸田文さんの言葉にあります。「着物は心意気で着るものです。」と。

               心のひとつひとつが、内面の有り様が、想いの欠片が・・・、

                 粋やはんなりの配分を決めるのではないでしょうか?

       それらが着物とぴたりと合った時はきっとその人のこの上ないスタイルなんでしょうね。

                


                    
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