懐かしい思い出の着物で [キスガタ]

           昨日は祖母の単衣に博多献上帯を締めました。

      この着物は、私の着物趣味が始まった頃によく着ていたものです。

              二十代に入ってからのことです。

        私の周りに着物を着る人も着物に詳しい人もいなかったので、

             たくさんの間違いや失敗もしましたし、

         着物を着て出掛けるなんて、とっても大変なことでした。

           着物の雑誌を読みあさり、着物の種類や素材、
         
          着物と帯の組み合わせ方やマナーなどを覚えたり、

          鏡の前で汗だくになりながら着付けに奮闘したり、

     今でも足りないところも多々ありますが、楽しくも苦戦していました。

           着物趣味が始まった頃、今の夫と出会いました。

        そして初めて着物を着てお出掛けをした時だったかな・・?

        この着物を着ていたことを昨日になってふと思い出しました。

           なんとか着付けて、薪能を観に行ったのです。

          それはそれは着物を着ることか、薪能を観ることか、

         どちらが目的なのか分からなくなるほどのことでした。

          結局、お能の途中で居眠りをしたのを覚えています。

     演目も覚えていませんが、あの時の場の雰囲気は感覚として覚えています。

    少しずつ日が暮れ、火が灯されて舞台が始まる緊張感や能楽師の声のトーン、音。

          暗闇の中、厳かに舞台が浮かび上がるようでした。

   そして着物のことですが、帰宅してなんと!洗濯機で着物を洗ってしまいました!

      とんでもないことをしていたものです。今ではそれもいい思い出です。

IMG_4228.JPG


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itomaki

薪能堪能してみたいです。
by itomaki (2016-06-16 20:59) 

藍

>itomakiさん

古典や古文がわかると面白いと思います。
幽玄な雰囲気の舞台が印象的でしたよ。
by (2016-06-20 07:58) 

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